3Dプリンタ筐体(外箱)の作成とraspi版モニタカメラの設置

PLA造形に慣れてきたのでABS造形のテストをはじめます。季節は初夏ですが設置場所の室温が日中でも20度以下なので、温度保持が重要らしいABSのためにプリンタ外箱を作ります。さらにモニタ用カメラもraspberryPiをサーバにして設置しました。
筐体はおおよそ高さ70cm、縦横60cmのサイコロ型です。
骨格は先日作成した撮影用リフレクタボックスの材料(イレクターパイプ)の残りを使います。今後サイズ変更もありえるので、接着剤はつかわず5mm穴をタップ切りしてボルト固定しています。
天板にはフィラメントリール等を置くので反りがないように12mm杉板を使いました。底板はありません。
残りの四面は透明の中空ポリカーボネートで作ります。プラスチックダンボールが安くて加工しやすいのですが、今回は保温性・難燃性・強度を考えて少しお高めですがこの素材にしました(910mmX1820mmサイズのものが近所のホームセンターで1500円程度でした)。半透明だと圧迫感がなくなりますし。
四面のうち、背面・両側面は、ポリカを透明テープでイレクター枠に付けました。側面にケーブル引き込み用の穴をいくつか開けました。カッター程度では、きれいに切れるわけではないので、電源用クロメット(ケーブルブッシュ)とかを嵌めたりして切り口の汚さをごまかしています。横一文字を綺麗に切るためには工夫が必要なようです。今後の課題。
前面パネルは着脱できるように、イレクタジョイントの穴に引っ掛けるようにしています。

このままだと視認性が悪いので、左下の部分に直径15cm程度の丸穴をあけて透明アクリル端材を貼りました。1.5mm厚です。

前面部を装着してプリンタを3時間程稼働させてみました。
室温18℃程度の状態で、筐体内雰囲気は28℃前後でした。真冬だとどうなるか楽しみです。
次に、筐体制作のおまけとして初代ラズパイでモニタカメラを作ります。
カメラスタンドは、8mmの両切りボルト+アクリル端材+アルミアングル+端材丸棒を組み合わせてます。上下調整可能です。
ラズパイ側は樹脂ケースに入れ、ダイソーのL型アングルに端材を底板として固定します。

実際の設置は次のような感じ。

使ったラズパイは2012年版ModelB(512MBタイプ)です。筆者はBBBを溺愛しているので、活躍機会がなかった子です。
この程度の仕事なら長時間稼働させても初期のラズパイにありがちな電源トラブルもなく、動作が遅いということもなく、密閉ケースで熱暴走するわけでもなく1)なおCPUには小さな放熱板をつけています。、いまのところ動いてくれています(ただしプリンタ動作時のみ通電)。
最新版のrasbian jessieをインストールしましたが、これもまた問題ありません。
中継用ソフトウエアは定番のmjpg_streamerを使います。同ソフトウエアについては使用例がネットで沢山ありますので、ググってくださいませ。
下のようにブラウザ経由でモニタできるのが便利です。なお・・ポリカ越しで蠢いている怪しい物体は私です・・・。
References
1. | ↑ | なおCPUには小さな放熱板をつけています。 |